折り返し地点にあたり

 みなさん、こんにちは。2月定例会は3月14日で終わりました。県議会議員としての任期も折り返し地点を迎えましたが、数々の県政の重要課題に取り組めたことは、ひとえにみなさんのおかげです。ありがとうございます。
【北陸新幹線と並行在来線問題】
昨年末に北陸新幹線の敦賀以西ルートが、県民宿願の小浜-京都ルートに決まりました。小浜-京都間19分というのは、福井-芦原温泉の時間とほぼ同じであり、福井県にとっては大きなインパクトです。
しかし財源確保の見通しがついていないことから、全線開通はこれから30年もかかるといわれています。いくらなんでも、それでは話になりません。県内全域に一日も早く開業効果をもたらすために、大阪までの全線開業を必ず2030年度までに成しとげなくてはなりません。私も全力挙げて取りくみ、前倒しを実現してまいります。
 一方で、新幹線開業と同時に北陸本線はJR西日本から経営分離され、県を中心とした事業者による運行に移ります。県は新年度から経営のあり方について本格的に検討するとしていますが、県民鉄道として私たちが利用しやすいダイヤ・運賃となるように、チェックしていかなくてはなりません。私は、北陸本線は日本海側の大動脈として高規格で整備されており、沿線人口も多く十分採算がとれる水準だと考えています。利便性を決して低下させず、サンダーバード・しらさぎに代わる速達列車の確保や新駅の設置などを通して、私たちの期待に応える地域鉄道として誕生させるべく、取りくんでまいります。

【人口減少問題~福井の若者の流出をとめよう】
 国立社会保障・人口問題研究所による推計では、2040年に福井県の人口は63.3万人まで減少する見込みです。これは、1900年当時の人口とほぼ同じという衝撃的なものです。
 人口減少対策はあらゆる政策分野において必要なものですが、私は特に若者が進学や就職を契機に県外に流出している現状に着目し、県内大学の定数増・学部増に取りくんでいます。
 大学などへ進学する高校生は約4,200名ですが、県内に5つある大学の定数は1学年2,400名程度にすぎないことや、法学部や文学部など進学を希望する学部が設置されていないことから、地元の大学に進学せずに県外の大学を目指す高校生が約2,700名もいます。一度県外に進学すると6割の学生はもどってこないというデータがあり、これが人口減少の大きな要因となっているのです。
 もちろん、若いころにいろいろな土地で生活することは意義深いことです。しかし、県内にとどまりたいという学生まで県外への進学を余儀なくされている実態や、仕送りによる家計負担は見逃すことはできません。
 また、恐竜や歴史、環日本海経済といった福井県に特徴的な学問領域を研究する学部が誕生すれば、全国からの学生や研究者も惹きつけることにつながり、多くの新ふくい人がやってくるのではないでしょうか。
 福井県立大学が受け皿になるように、さらに要望活動を強めてまいります。